祖父と孫

「相棒」のゴシップ記事。日刊ゲンダイDigital2月5日付である。5代目の相棒が誰かという趣旨だが、

 

「演出上の設定に無理があります。3代目相棒を演じた成宮寛貴の時も『水谷との年齢差が親子ほど離れている』というファンの声がありましたが、さらに若い福士だと祖父と孫に見えかねません。“師弟”と呼ぶならまだしも“相棒”は厳しいと思います」(ある演出家)

長く続いたシリーズでレギュラーの高齢化は当然といえば当然の現象で、新たなメンバーを若手から選抜すれば、「祖父と孫」に見えてしまうというのである。

テレビ朝日はドラマづくりがあまりうまくない放送局という印象を持っているけれども、ドラマのなかでの人物の年齢更新を計算に入れて、シリーズを進めていくことができなかったということかも知れない。仕方がないことである。

テレ朝はドラマだけでなく中心になるはずのニュースや情報番組が総崩れしているので、特徴のない放送局になりつつある。夜中に芸人を集めていろいろやっているけれども、視聴者が喜んでいるのかどうか・・。ああいう番組は本筋の番組群があって映えるのに、力の入れ方が逆になっているのである。

民放BSの番組は再放送とショッピング番組が中心になってしまっているけれども、地上波もいずれそうなるのではなかろうか。