テレビ時代の終わり、いろいろ。

夜中の民放で維新のCMを流しているが不快になってくる。しつこいだけでなく、これは嘘だろう・・という感想しか浮かばない。

テレビの時代の終わりは、バラエティや情報番組の偏向があまりにも酷い状況であることからも見てとれる。ニュースは自民党の宣伝、バラエティは芸人たちの内輪話、情報番組も自民党の宣伝だけでなくかなり嘘を流している。小室さんと眞子さんを悪者扱いする情報番組というのもめちゃくちゃだな・・と思う。見ないようにしているが、テレビをつければ、ロクな番組がない。見ないで済ませた方がよいということはわかる。最近はネット配信でドラマその他を見るだけになってきた。ニュースはネットで購読する新聞などから知ることになる。テレビの受像機や録画用のレコーダーなどは不要になっていくような気がする。この国でリビングからテレビが消える日がまもなくあるはずだ。2つテレビが居間から消える理由があるかも知れない。ひとつはテレビが持てないような経済状態の世帯が増えてくる(経済的な不平等の拡大、貧困化が進む)、もうひとつは情報にアクセスするのにテレビを使わなくなる(偏向報道が続き、見る価値がなくなる)。

番組のスケールが小さい。とくに旅番組の衰退は著しい。コロナ禍で仕方がないが、海外の旅を描く番組は過去の映像の再編集で見せているし、国内の旅は、もうこれはいいのではないか・・という細かいことばかりやっている。仮にコロナ禍が終息したら、旅行ブームになる可能性は高いが、その前に自民党の失政が続いて、経済危機は深刻となり、市民社会が旅を愉しむ余裕を失っているかも知れない。自民党政権が9年も続き、日本の衰退は決定的になった。安倍首相の失敗で、北方領土が戻ることはないだろうし、経済が国民経済として、人々の豊かさを作り出すことは当分ないだろう。衰退してから再起するまで、相当時間がかかる。戦前戦中のニッポンを復活させようとする政党を政権につけてはいけないし、むやみに新自由主義をふりまわす政党を政権につけてはいけない。改憲政党は政権に近づけない方が安全、そして安心である。この国のために、今後のこの国の発展のために、ほんとうに自民党という政党がなくなってほしいと願っている。