ほとんど五輪を見ないまま夏の前半を過ごす

テレビは五輪放送一辺倒になっていた。五輪競技をほとんど見なかった。公共の場所でテレビ画面が設置されて流れている時はちょっと見たが、自分からこの競技を見ようということでテレビを見なかった。ニュースの時間も極端に短くなっていたようなので、こちらも見なかった。インターネットのニュースを拾い読みした。購読しているニュースサイトのニュースは見ていた方だと思う。五輪のニュースが見出しで並ぶが、見ていたのは、第5波のゆくえである。感染爆発の動向は毎日16時過ぎあたりにチェックしていた。五輪開会式・閉会式も見なかった。新聞記事では視聴率が高かったようだ。

外出は控え、仕事と簡単な買い物だけの生活になる。本を読み、ネット配信の番組をいくつか見た。五輪開催中、常設番組も中止になるので、それはそれで仕方がないのだが、Eテレも五輪放送に使われているので、Eテレの連続番組も止まってしまう。WOWOWの「CONTACT ART~原田マハと名画を訪ねて~」のシーズン2が始まったので、シーズン1のいくつかを見た。

時々、夏、夏休みの期間だけでも、テレビ放送をニュースとEテレ常設番組以外中止したらよいのではないかと思うことがある。静かな夏になるはずで、本を読んだり、街に出て映画を見たり・・というような生活になるだろう。高校野球などはネット配信で見たい人だけが見るようにすればよいだろう。つまり夏はテレビも休みにするのだ。コロナ禍で想像しづらいけれども、本を読み映画を見て、会いたい人と会い、カフェで少しだけお茶をするような夏でよい。自然が近ければ、山や海を登山なりキャンプなり海水浴で少し楽しむ。そんな夏である。資本主義とか国家主義も夏のあいだお休みしてくれるとうれしい。個人に戻り、個人のバカンスをひっそり楽しめるような社会になるとよいと願う。