フジテレビの不振

ある用事の待ち時間が長くなり、フジテレビの夕方のニュース「イット」を16時半過ぎから19時近くまで見るはめになる。こんなに長くこの番組を見たのは初めてだが、内容がない。ニュース番組のつもりで見ていたが、どうも情報番組かも知れない。選挙のニュースはやらないし、ひたすら庶民の些事にこだわった内容で、ひとことでいうと中身がない・・という印象なり。交通事故や犯罪のニュースを異様にしつこく取り上げている。

この番組は視聴率があがらないという評判をネットニュースで読んだことがあったが、民放の夕方の情報番組・ニュース番組としては、日テレ、TBS、テレ朝と比べて明らかに「力がない」感じ。視聴率が上がらないのは、こういうことか・・とよくわかった。こんな感じでは視聴者がチャンネルを変えるだろうと思った。

母体のサンケイ新聞と同じで、報道とかニュース、ジャーナリズムという概念に入らない「つくり」になっている。

せっかくエースアナウンサーだったカトパン氏を投入していても、番組に力がないのである。なんだかカトパン氏が気の毒になってしまった。ニュースをやるのであれば、民放他局のアンカーになった方が、彼女にとってよかったのかも知れないと感じた。フジから人気アナがどんどんやめていくのは番組に力がないからか・・などと推測した。フジテレビの不振の理由は1時間半ほど「イット」を見てよくわかった。力がない・・。選挙ネタでもちゃんとやればよいのに・・と思うのだが・・。