9月3日菅首相総裁選不出馬表明

安倍首相も投げ出したが、この人も投げ出したか・・という感想。

メディアはご苦労様コールのような発言があったようだが、失政の末投げたのが事実。自民党総裁候補の報道でコロナ禍に対する政府の無策は隠蔽されるだろう。13万人を越えた在宅療養者の存在を無視してメディアは自民党のインチキ芝居ばかりを流すのだろう。

明石家さんまさんがラジオ番組でご苦労さまと言ったようだが、さんまさんの時事問題に関する勘も鈍ってきたようである。吉本の腐敗が芸人さんの認知能力(時代を感じる臭覚)も狂わせている。東京五輪開催決定の時は福島に眼が行くところがやはりさんまさんだと感心したけれども。

Spotify太田裕美「九月の雨」を聞いた。この曲はイントロや間奏がクルマを運転しながら聞くことを想定した仕様になっている。歌詞は二股かけられて男に捨てられそうになっている女性の情念のような感じで、暗いものだけれども。つまらない男にひっかからず、次に行くといいと思うよ、絶対、この女性・・。70年代後半の曲なので、男に都合のよい女の歌詞が華麗なメロディーに乗ってヒット曲になったということだろう。時どき聞きたくなる。オリジナルの編曲が一番いいような気がしている。

北野武さんが暴漢に襲われたニュース。その直前の番組で共産党に投票すると言ったからという含みでニュースが伝わっているが、ほんとうなのか。事件の背景はわからない。ツイッターでいろんなコメントを見ていると、前田武彦さんのことが出てきた。ただ前田武彦さんが「共産党バンザイ」をしたのは1973年のこと。フジテレビの音楽番組だったけど。覚えている人は年輩の人だけであろう。たけしさんは前田武彦さんみたいにテレビに干されるとギャグで言ったようだが、大半の視聴者はわからなかったのではあるまいか(知っているのかなぁ)。

メディア有名人が襲われるニュースに接すると、やがて矛先は政府要人となって、テロの時代(そしてやがては軍部によるクーデター)になるのではないかと心配である。政治とメディアが腐敗するなか、人々の生活は苦しさを増せば、いずれ昭和初期のような状況が来てもおかしくない。コロナ禍の無策が続くのは、民主体制の維持にとってリスクが大きいのである。満州事変から敗戦まで15年だったことを思うと、崩れる時は崩れるかも知れない。いまの自民党憲法を守る気がないので、民主体制の崩壊は案外あっけなく来るかも知れない。

衆院選では自民党支配を終わらせないと・・。そんな感想が浮かぶ。