インチキ・コピー

コピーライターのメッセージには悪質なものがある。これは悪質なコピーの例。

 

「自分の考えがない人」とは何だろうか、誰だろうか。「主語が大きくなる」とは、何と比べて、何を基準にして、であろうか。論理性ゼロのメッセージ。ビッグ・ワードを持ち出す人への揶揄のつもりかも知れないが、幼稚なメッセージを駅広告(と思われるが)で垂れ流している。

こんなメッセージで何を伝えたいのか。何もないのだろう。この文章を作成したコピーライターの中身のなさがかえって目立つ広告となった。

糸井重里の「おいしい生活」もそうだったが、中身のない言葉が一人歩きする広告の世界。80年代にコピーライターはもてはやされたが、バブルのムードに酔う時代は耳に心地良かったかも知れないが、彼ら彼女らのいい加減な言葉は有害であることに変わりはない。ばかばかしい。だが、こんなメッセージにカネを払う人たちがいる。何を目的にしているのかわからないが、頭の悪い扇動を仕掛けているのが、何ともやりきれない。