第7世代の勢いがない

お笑いの世界、第7世代の台頭がいわれたが、いま勢いがなくなっている。周囲から潰しが入り、おそらく立ち往生していると見ている。結局芸人集団の嫉妬に飲み込まれたというべきかも知れない。お笑いの賞レースでも第7世代以前に賞をとらせて、第7世代の勢いを封じてしまった。まもなく第7世代は死語になるかも知れないが、やはり吉本の序列主義がある限りは若手が活躍する道は閉ざされるということだろうと感じる。第7世代をフィーチャーした番組がいまひとつヒットしなかったことも原因かも知れないが、テレビ局の製作の人たちが年寄りで、第7世代に共感していなかったということかも知れない。もしテレビ局の製作が若手にチャンスを与える仕組みであれば、第7世代はもう少し力を発揮できたかも知れない。周囲から潰しが入るというのはそういうことである。吉本の序列主義、テレビ局の高齢者支配、先輩芸人たちの嫉妬心、賞レースで第7世代に潰しを入れる悪意のある競争主義などが、第7世代の勢いを削いでしまった。ネタ番組や芸人同士の内輪話の番組ばかりで、笑いの追求を止めてしまったテレビ。面白い芽を摘んだと言えよう。

第7世代を潰してどうなったか。テレビの笑いは吉本的な他人をくさす笑いに逆戻りしてしまった。新しい芽が生まれてきたかも知れないのに・・と思う。