「続けてほしくない」は65.1%

8月16日の共同通信世論調査で、菅義偉首相が総裁選で再選され、首相を「続けてほしい」との回答は27.5%、「続けてほしくない」は65.1%だったというニュースが伝えられた。新型コロナ感染症対策は患者放置の指針で動く。政策として間違っている。この世論調査で、一般の人々から菅首相が嫌われていることが明らかになった。

衆院選では小選挙区制で自民党優勢となるだろう。野党が自民公明の勢力を圧倒する見通しは小さい。地方の有権者は盲目的に自民に投票する純粋な人たちも多いので、今後自民支配が弱まることは考えにくい。自分の意見や国のあるべき姿は関係なく、自分が権力の分け前にあずかれるかどうかで投票する人たちが少なくないので、自民党が負けるということは考えにくい。ただ自民公明政権が続くならば、コロナ禍のなかで、感染者は見捨てられることになる。次の衆院選で自民公明に勝たせると、感染者を見捨てる国の政策が承認されたことになるだろう。無責任に自民公明に投票してしまうと、人命軽視・人権軽視で怖ろしい状況になるかも知れない。代わりがいないということで自民公明に票を入れる人たちは、他人の人命と人権ならば別に軽んじられてもよいという意思を表明したことになる。また自分がコロナにかかっても、国の言うとおり服従すると言っているに等しい。患者の放置を承認したことになろう。