暑いといえば暑いけれども

暑いといえば暑いけれども、何度も来る台風・大雨などハッキリしない天候が続く夏である。こういう夏がいままであっただろうかと記憶をたぐるが思い出せない。冷房を強くかけずに済む夏といえば、それに越したことがないのかも知れない。

日曜夜に横浜市長選で立憲民主党ほかが推す山中竹春氏の当選が決まりよかった。自民党公明党の腐敗政治はほんとうに困るし、横浜林市政の独善は目に余るものがあったので、独裁政権を1つ倒したようなホッとした気持ちになる。政令市の市政正常化が進むと国政にも影響していくかも知れない。ただ大阪、名古屋がまだおかしなリーダーシップで動いているので、今後も希望は持てない。マスコミがすっかり自民党広報のようにプロパガンダ機関になってしまったので、新市長の下で横浜市政が民主的な軌道修正ができるかわからない。ハッキリいうと横浜の新型コロナワクチンは市民に多くの不満をもたらした。横浜の行政能力に疑問を抱かせているのである。ワクチン接種会場のマネジメントは行き届いている。現場はきちんと動いていることは知っているけれども、市政の頂上部分がよくないのである。人命軽視、人権軽視。

日本陸軍と同じである。手柄をほしがるエライ人たちの暴走で多くの人々が苦しみながら亡くなり、同時に他人の土地に勝手に踏み入ったことで、他人の土地で何とか暮らしていた人たちを苦しめた。

政府系マスコミが今回落選した人たちにテレビ出演やら記事での登場やらの機会を与えて、新市長の市政や野党による政権批判を批判させるだろう。バラエティとかに出して、まるで善い人だったかのように演出し、彼ら彼女らの悪行に蓋をする。そういう演出があるだろうと思っている。マスコミが政府と癒着する事態を恥としないマスコミ人は残念だがテレビの時代の終わりで、彼ら彼女らもなりふりかまわず、弱い人たちを抑圧する側にまわるだろう。

卑劣なリーダーたちのふるまいを多くの人は黙って見ているように見えるかも知れないが、何も考えずに彼らの不正を見ているわけではない。一般の人たちの発言を塞げば、無意識のレベルに深く抑圧される気分がある。やがては支配層に向かってその怨念、その恨みは噴出する日が来るだろう。敗戦直後の日本のように。自民公明政権は何の抵抗もなく支配を完成しているように見えるが、抑圧の代償は大きいだろう。政権と癒着するマスコミにも何らかの力が、あるとき、一気に襲う日が来ると思う。バブル時代おごりたかぶった金融機関が、バブル崩壊で惨状を呈したように、そういう日が来ると思う。

それはそうと、8月20日、予知夢でもしかすると・・と言われていた富士山噴火がなくてよかった。火山である以上、いずれ噴火はあるに違いない。いまのコロナ禍で噴火はキツいなぁ・・と思っていたので、とりあえず、よかった。そうとしか言いようがない。アベ=スガ政治をどこかで終わらせ、この国が民主主義を土台にした国に戻る日が来るだろうか。