「コールドケース~真実の扉~」をいまごろ見ている

統一協会との癒着を断ち切れない自民党(と野党の一部)を見ていると、ほんとうにこの国はダメな国になったなぁ・・と思う。自民党はこのままカルトに飲み込まれて、改憲を画策するのだろうか。自民党政治は反憲法的であることが、00年代以降ハッキリしてきた。この国の劣化は安倍首相の暗殺で隠しようがない状態となる。

 

夏季のドラマはどれも数字がよくないようだ。「石子と羽男」をかろうじて見ているくらいになった。

 

配信で見るドラマの方が圧倒的に面白い。民放ドラマの時代は終わるのかも知れない。地上波テレビ局の情報番組もバラエティ番組も中身はスカスカである。次第に、そしてある時期急速にテレビ産業の衰退が浮き上がる時期が来る。

 

サンジャポ太田光統一協会を擁護しているというツイートがあがってくる。爆笑問題はテレビから干される時が来るのではないかと予想している。

 

WOWOWで放送された「コールドケース~真実の扉~」を見ている途中である。クライムドラマであるから当然かも知れないが、各エピソードで語られる事件は残酷で陰惨である。ドラマとしては優れていると思う。全体的に画面が暗いので、印象はよくないのだが、エピソードを見るうちに引き込まれた。キャスティングが面白い。現代日本を代表する俳優たちが入れ替わり立ち替わりゲストで登場し、さながら俳優図鑑の如しである。米国版の方はエピソードが少し見ただけであるが、日本版はフォーマットを踏襲して、工夫して作っている。第3シーズンまでドラマは来ているが、第4シーズンがあるのかどうか。

NHKニュース、保身の末、狂い始めた。

twitter情報)14日朝7時ラジオ、夜7時のテレビのニュースで文鮮明を讃えるニュースを流している。らじるとNHKプラスで確認したが酷い。被害続出の反社集団の教祖を讃えていた。NHK、完全に狂い始めている。NHK報道、記者や番組製作者は恥を知るべきだ。保身もほどほどにしないと。このまま統一協会の活動を正当化するニュースを流し続けて良いはずはない。各所から非難・批判が出てくるだろうか。NHKのデタラメ報道は、自民独裁で問題にさえされないだろうか。

BPO案件になり得るだけでなく、国会で質疑すべき酷い内容。受信料は払いたくないなぁ、払わずに済む方法を考えなければならない。テレビ受像機はいらない生活になりつつあるが、受信料を払わないで済む合法的な方法を模索するしかない。NHKは見ないようにしているが、ほんとうに困ったことだ。

癒着の持続

安倍晋三氏の銃撃の後で、自民党の旧統一協会との癒着の問題が噴出するとはまったく想像ができなかった。この人が亡くなった後、次第に専制的なアベ政治の影響力は薄まっていくだろうという予測はできた。彼に引き上げられた人々はやがて表舞台から消えるとも考えた。

統一協会が出てくるとは。

自民党の政治家たちが癒着を問われて開き直っている。これも異様な感じで受けとめた。自民党政治家は国家というものをまじめに考えていないようだ。自分たちの癒着がどれだけ国益を損なっているか、わからないはずはないだろうに。

自民党が旧統一協会との癒着を続けるならば、この国の戦後の幸運ももう長くないと見るほかない。日本はいま暗黒時代に入っている。未来は暗転しそうな気配。

 

福田達夫氏の発言にSNSで批判が噴出。彼には次世代リーダーとして、この宗教まがいの団体と自民党の関係をどうするかヴィジョンがないようだ。世襲政治家の油断を感じる。現実感覚があれば、旧統一協会とは切った方がよいという大局観になるはず。

安倍晋三氏の周囲にはまともな知識人・文化人が寄りつかなかった。なぜだろうかと時々思っていたが、旧統一協会自民党への浸透のニュースをネットで見ていると当然かも知れない。

統一協会の名前が出てきて、安倍政権の不可解な動きの1つの要因がわかったような気がしている。自民党が「保守」ではなくなりつつあることもわかってきた。保守層支持者は自民党支持から退出するだろうなぁ。

癒着の持続は負の結果しか生まないだろうなぁ、と思いながら、ネットニュースの断片を拾う。

今夜最高ね

きょう、明石家紅白(NHK)をやっていた。放送日をずらしたらしい。事件が多かったし騒然としていたし・・。この番組は子どもたちが夏休みになってからやった方が時期的にはよいのかも知れない。香取慎吾「今夜最高ね」を歌ったが、なかなか佳かった。中年太りになった香取とダンサーが踊る演出だったが、やはりSMAP再結成してくれないかな、とも思って見た。いい歌である。

music.line.me

石羽の感想

 

金曜の『石子と羽男』は3回まで来ている。有村架純中村倫也の組み合わせは面白い。脚本は世界観が浅い。しかし、会話劇の次元で優れ、キャラクターの対比もよくできていて、それなりに工夫して見せている。弁護士モノはリーガル・ハイのような傑作があるので、アレを超えるのは難しいと思う。視聴率はそれほど高くないようだ。ここまで見た感じでは、佳作、見続ける価値はある。数字さえ許せば、『石子と羽男』はシリーズ化してやってもイケるのではないか、という感じで見ている。

TBSは一応すべてのドラマ曜日は安打になっている感じはする。

 

脱力系の勝利?

TVerダウンタウン松本人志氏のトーク番組をいくつか見たのだが、面白くない。びっくりするくらい面白くないので、途中で見るのを止めた。番組はゲスト陣が話しをして、MCとやりとりというよくある形式で進むのだが、ゲストの話しがいまひとつ、というだけでなく、MCとのやりとりも、いまひとつ・・という感想になってくるのだ。

類似の番組がたくさんあるせいかも知れない。過去の名前で持っている状態で、かつてのカリスマも勢いもなくなっている。だが大御所感だけはあるので、見ているとしんどくなってくるのである。

これは類似の番組が多いだけではないかも知れない。脱力系のトーク番組全盛時代で、ひたすら脱線と脱力へ向かう、テンションの低い番組の方が、ネットで見ていると気分に合う感じがしている。テレビ朝日深夜「キョコロヒー」のような、芸人番組ではなく、話術で勝負しているわけではない、雰囲気モノのトーク番組の方が見ていられる。時間もそんなに長くなくてよい。見る側のこちらが、だんだん長いトーク番組がしんどくなってきているのだろう。直近の回の「キョコロヒー」は感謝したい人たちにプレゼントを選ぶという買い物番組風の演出だった。おそらく対比を際立たせるためなのだろうが、アイドルの女の子(日向坂46・齊藤京子)の方が決断していくのが早く、その決断も番組の条件のなかで的確なので、面白かった。アイドルの女の子と女性芸人(ヒコロヒー)のあいだを山里亮太が取り持つように話しを回していくのだが、これも会話と会話の隙間に笑いになるような言葉を瞬間的に挟んでいくのが心地よく、すごい技だなぁ・・と感心しながら見る。ヒコロヒーも会話の隙間に、笑いにつながる言葉を挟むのがうまい人だが、今回はアイドルの女の子の「勝ち」という感じで進む。脱力系トーク番組は会話の隙間をうまく埋めて(ふふっ)と笑えるようにしていくのが特徴かも知れないが、2人の魅力がベースになっていないと成立しない。「キョコロヒー」は2人が正面から衝突しないように気を遣っているのが見えるが、ほどよい距離感を出している。

ガチのトーク番組のプロ中のプロの話しが、ゲストも含めてキャラを立てすぎて、見ているとしんどくなるのに、脱力系は見ていて気が楽である。こちらがあまりテレビに期待しなくなっているからであろうか。ダウンタウン的なパワートークは世の中が悪くなってきて、日常が救いがなくなっているせいだと思うのだが、見ていると疲れる。

とはいえ、さんま御殿のさんまさんのパワートークはだいたい最後まで見ていられるのはどうしてだろうか。理由はよくわからないのだが、おそらくMCとゲストが水平的に話しているから、であろう。さんまさんは瞬発的に自分をゲストの下に置けるのである。これは本能的にそうしているという感じ。「ビッグ3」と言いながら、自分を下に置いて話を展開できる。他人の話を奪い取って、自分の話に引き込むけれども、やはりそれも下から来る。相手からボールを奪い取るサッカー的な笑いである。

ダウンタウンの番組では、ゲストが皆ダウンタウンの2人に気を遣う。ダウンタウンが皆の上なのである。このダウンタウンがみんなより上という見えないルールはどうやっても崩せないようである。ダウンタウンの笑いは序列の笑いなのである。しかし、これはこの苦しい時代を乗り超える笑いではなくなっている。

 
 

 

フジテレビの不振

ある用事の待ち時間が長くなり、フジテレビの夕方のニュース「イット」を16時半過ぎから19時近くまで見るはめになる。こんなに長くこの番組を見たのは初めてだが、内容がない。ニュース番組のつもりで見ていたが、どうも情報番組かも知れない。選挙のニュースはやらないし、ひたすら庶民の些事にこだわった内容で、ひとことでいうと中身がない・・という印象なり。交通事故や犯罪のニュースを異様にしつこく取り上げている。

この番組は視聴率があがらないという評判をネットニュースで読んだことがあったが、民放の夕方の情報番組・ニュース番組としては、日テレ、TBS、テレ朝と比べて明らかに「力がない」感じ。視聴率が上がらないのは、こういうことか・・とよくわかった。こんな感じでは視聴者がチャンネルを変えるだろうと思った。

母体のサンケイ新聞と同じで、報道とかニュース、ジャーナリズムという概念に入らない「つくり」になっている。

せっかくエースアナウンサーだったカトパン氏を投入していても、番組に力がないのである。なんだかカトパン氏が気の毒になってしまった。ニュースをやるのであれば、民放他局のアンカーになった方が、彼女にとってよかったのかも知れないと感じた。フジから人気アナがどんどんやめていくのは番組に力がないからか・・などと推測した。フジテレビの不振の理由は1時間半ほど「イット」を見てよくわかった。力がない・・。選挙ネタでもちゃんとやればよいのに・・と思うのだが・・。