「テレビの時代」の終わり

4月の新番組をチラ見すると、トーク番組など企画がよく似ているし、揃えられた面子もよく似ている。おそらくすぐに飽きられて、地上波テレビの衰退は加速するだろう。

ドラマは「元彼の遺言状」「持続可能な恋ですか？～父と娘の結婚行進曲～」を見る。「やんごとなき一族」と「インビジブル」は1話を見た時点で、判断保留、脱落に傾いている。TVerがあるので、TVerであらすじがわかる程度に見ておくくらいになると思う。春ドラマ＝今期は不作の印象。綾瀬はるかと大泉洋の組み合わせは期待大だったが、ミステリとしてはまぁまぁのデキ。原作を読んでいないので予備知識ゼロで見たのだが、まぁまぁなのである。悪くはない、しかし、すごく良いというほどでもない。

上野樹里と松重豊の娘・父の話も悪くはない。相手役が田中圭、磯村勇斗でこれも悪くない。だがキャストが安定し過ぎていて、どうも上野樹里ー田中圭のラインでときめかない。

www.tbs.co.jp悪いところはまったくないし、ドラマもまぁまぁのラインでまとまっていて、見ていられる。でもこの話しは物語としてもう少しドキドキする話しだったのではあるまいか･･などと思う。今期は「元彼の遺言状」「持続可能な恋ですか？」の2つに絞って民放ドラマを見ることになりそう。

「元彼の遺言状」については、原作があるミステリなので、おそらく破綻なくコンプリートできるだろうと思う。大泉洋はいま大河ドラマで非情な頼朝役であるので、こちらを見ると少しホッとする。

1990年代はじめだったら、「持続可能な恋ですか？」の娘と父は小泉今日子と田村正和だろうな（パパとなっちゃん、1991年）。そんな気がするのである。